普通にこれらを日本語として見たときに、〈タイトル〉と〈見出し〉って何が違うんだ、と思いますよね。
普通に日本語として見れば「タイトルも見出しも同じだろ?どっちも『題名』だろ?」とか思いますよね。
害虫で例えれば、せいぜい「クロゴキブリとヤマトゴキブリの違いくらいだろ」って思ってるんじゃないでしょうか?
しかし違います。そんなふうに思ってるというのなら、まったく狭いですね。視野が狭いです。
ブログにおける〈タイトル〉と〈見出し〉は、似てるけどぜんぜん違うんですよ。
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ブログにおける〈見出し〉とは
〈見出し〉は、訪問者が長文の記事を読みやすくするために存在します。本の目次にある、各章の題名みたいなもんです。
ちなみにこのブログで言えば、上の黒い吹き出しみたいなのが〈見出し2〉です。
WordPressのデザインテーマによって違うんですけど、見出しの大きさは2〜6くらいまで設定できます。
たいてい〈見出し1〉は、記事の題名に使われています。
[ここにタイトルを入力]って書いてあるところです。
まあ、そうするとやっぱりどうしても〈タイトル〉=〈見出し〉じゃねえか、と思ってしまいますよね。
実際に、〈タイトル〉と〈見出し1〉はワードプレスのシステムで自動で同じ文言が当てはめられることが多いんです。一般の人はこのタイトルと見出しの違いなんか意識しないし。
だから、〈見出し1〉については〈タイトル〉とイコールという認識でかまわない。
しかし、見出し2〜見出し6に関しては、〈タイトル〉とイコールではありません。
で、〈タイトル〉と〈見出し〉は何が違うんだ?
ここからWordPressの内部構造の話になっちゃいますけど。
〈タイトル〉は、『外から見た人向け』
外からというのは、実際にページを表示する前の検索結果の一覧のこと。
※赤い矢印が〈タイトル〉です。
そして〈見出し2〉〜〈見出し6〉は『実際にそのページを開いて読んでいる人向け』
雑誌で例えるならば、『表紙』が[タイトル]で、中身をめくったなかにある『特集ページのトビラ』が[見出し]。
これイメージできると、それぞれの役割と目的の、微妙な違いのニュアンスがわかりますでしょうか。
つまり〈見出し〉という語は、WordPress(ブログ)においては〈見出し2〉以降のことを差していると考えてください。
あと、見出し3は見出し2の中に入れる、見出し4は見出し3の中に入れる、という感じで入れ子構造は守ってください。
時々、見た目の好みでいきなり見出し3や4から使う人がいますが、順番を守らないと検索エンジン(Googleさん)が混乱します。ちゃんと文書構造を把握できなくなります。
重要度でいえば〈見出し2〜6〉≦〈タイトル〉
〈見出し〉にもあった方がいいんですが、〈タイトル〉にキーワードが入っていなければ検索されてページが引っかかることは、まずありません。
仮に、もしキーワードが引っかかったとしても〈タイトル〉で釣れなければクリックだってされません。
ので、最終的に言いたいことは、とにかくタイトルの設定には命をかけましょう、ということです。


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