パソコンやスマートフォン本体、そしてネットを閲覧するソフトであるブラウザは、利用者がアクセスした場所や閲覧履歴を記録し、使うほどにその利用者個人に最適な検索結果を返すようにできてます。
よって他人の端末を勝手に使って検索なんかしてみると、自分ので見たときと全然違った結果が出たり出なかったりします。
リサーチするんなら、コンテンツによっては自分向け仕様ではなくフラットな状態で調べたいときだってあるはずですよね。人間なんですから。
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プライベートブラウズというのはですね
MicrosoftエッジやアップルのSafariではプライベートブラウジングモード、Google Chromeではシークレットモードと呼ばれるこれ。
PCやスマートフォンなどの端末に、アクセスやダウンロードの記録を残さずインターネッツを回遊できる機能です。
この機能を、記事書いたりなんかするためのリサーチに利用します。
パソコンに記録する個人情報
記録が残らないなんてことから、すぐお前らみんなエッチなサイトを証拠を残さず見ようとしますよね。
しかし、この機能はそもそも
「パソコンがリビングにあって家族と一緒に使ってる」
とか
「ネットカフェ内のパソコンで検索中どうしても買いたいものがみつかった」
とか、つまりパーソナルコンピュータを全然パーソナルじゃない他人と共有するような環境でブラウザを利用する場合に、個人のIDやパスワードを残さないために使うわけです。
あらゆる場所に記録が一切残らないわけではありません。シークレット モードを使っても、雇用主、インターネット サービス プロバイダ、訪問先のウェブサイトに閲覧内容が知られる可能性はあります。
別にエッチなサイト用にあるわけではないのです。
Googleに記録する個人情報
また、Googleではアカウント情報設定のアクティビティの管理をしてGoogleのサービスを利用すると、検索履歴やその他のデータがGoogleアカウント側に保存されるようになっています。
これによって、ユーザーの興味(検索履歴)や住環境などに合わせてカスタマイズされた広告や検索結果が表示されるようになります。
広島の人が[お好み焼き]と検索すれば、関西風ではなくちゃんと近所の広島風のお店が出てくるのですね。
で、この自分向けにカスタマイズされた仕様は、日常で使うぶんには非常に便利なんですけど、リサーチなどでフラットな検索結果が欲しいときにはちょっと余計なお世話になってしまいます。
あなたの嗜好が反映されない検索結果
なので特に、ブログなどで狙ったキーワードでの結果を調べたいなんてときには、あなた向けに検索結果がカスタマイズされていないプライベートブラウジングはぜひ使うべき機能なんです。
リサーチの使い方や目的によってはSNSやAmazonなんかもいつもと違う表示になるので、試してみるだけでもおもしろいよ。
あれらも個人の嗜好に合わせて結果を表示してるから。


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