建物の老朽化と入場者の減少により、2016年8月いっぱいをもって『北の国から資料館』が閉館します。
との話を聞いて、先日の土曜日に中学の同級生だった須藤くんと富良野に行ってきたんですよ。
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ドラマのまんまの風景の美しさ
連ドラ時代を経て、'83冬、'84夏、'87初恋、'89帰郷、'92巣立ち、'95秘密、'98時代、そして'02遺言。
数年おきに制作されるスペシャルを楽しみにしてたくらいにはファンでしたが、実は生まれて初めての訪問でした。

石の家
よく、道外の人は札幌も稚内も函館も釧路も『北海道』と全部一緒に表現します。
でも本州で例えるならいくつも他県をまたぐほどの距離があるこの地では、もうそれぞれがまったく違う街なんですよ。
そして富良野は札幌在住の人間が驚くほど空が広く、ドラマ中にインサートで映る丘や畑の景色がそのまま残っていました。

富良野
引っ越してきたいくらい美しいところです。少なくとも夏は。
快くんも高校生くらいに?
ただし。最後のスペシャル『秘密』の放送が2002年、実に14年が経過しました。
蛍の息子である快くんも高校生くらいになっている年月です。
特に若者に関してはドラマのタイトルくらいは聞いたことあるけど…程度で風化されつつあります。
観たことのない者は、レンタル屋にはほぼもれなくあるはずですので、今すぐ借りに行くべきです。今。
世界の遺跡と比べてもまだ風化していない
確かに月日は流れました。しかし当日、実際に黒板家の歴代の家を廻ってみると「ここで正吉が」とか「あそこでシュウちゃんが」と話しながら楽しそうに巡る観光客がまだまだいました。遭遇しました。

純と正吉のアパート
たとえばギリシャやエジプト、中国などは数千年前の遺跡で観光客をまだ呼び込んでいるじゃないですか。
たかだか数十年の歴史で遺跡と比較するのはなんですけど、だからこそ当時リアルでハマったファンはまだまだ思い出として残っているので、風化させるのはもったいない。
ちゃんとネットで発信してくれれば
スタッフの高齢化がドラマ終了の一因であるとのことでしたが、脚本家の倉本さんも主演の邦さんも杉田監督も高齢とはいえまだまだご健在。
せっかくの財産なのだから、富良野市が中心になってロケ地閉店の情報や当時の裏話など豊富なネタをきちんとまとめてネットなどで発信すればもっと引きがあるかと思うのですがね…。
根強いファンはいますよ。まだ生きてますよ。
あちこちに「撮影は自由だけどネットには載せないで」との但し書きがありましたが、載せてもらった方がメリットが大きいと思うのですがいかがなものでしょう。
と、言うだけは簡単なので言ってみました。


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