これからのWebはローカルだ。なんて言われて、もう10年くらい経ったんじゃないでしょうか。つまりみんな自分の生活圏内を検索するケースが増えるだろうから、そんなユーザを狙え、というような。
でも米Google(グーグル)社の調査によれば、ようやく今さらになって[近くの]+ ◯◯ なんて検索が急上昇してるんだと。上の画像のとおりGoogle トレンドで調べたら実際こんな感じだった。たぶん外出先で簡単に調べられるスマートフォンの影響だろう。ただ位置情報送ってるなら、わざわざ[近くの]なんて入れないわよね。ちゃんと気効かせて近所の情報を優先的に出してくれるもんね。
で、さらにこれもGoogle(グーグル)でしかも数年前の調査だけど、モバイルユーザーの 24% が地域情報を毎日検索しており、そのうち 41% が実際に来店するんだそうな。2015年の今ならも少し多いかな。まあもし実店舗を構えているなら、こういう近所の検索ユーザーを確実に取り込んでいく施策をたくらんでいないと、実はかなり大きな損失がおきているかと思われ。
現実的には飲食だと食べログぐるなび、ビューティーなんかだとホットペッパーあたりが検索では大量に引っかかってくるので、問題はいかにそこから引っ張ってくるか。
あの手のいわゆるポータルはカタログみたいにぜ~んぶ横並びで、料理写真なんかも間違い探しレベルで全部一緒で、あとはもういかに今自分のいる場所から近いか、あるいは価格が安いか、そんなもんでしか測れないという店側から見たらな悲しみがある。
逆から考えると、値段や場所って大した判断基準ではないので、それ以外をぜひアピールしていただきたいもの。
気になるところ、私の例で語ると
- 内観の雰囲気空気
- カードが使えるのか
- 営業時間と定休日
あたり。
これらをスマホ対応の画で見せてくれたら、もう選ばれるのは時間と都合と気分の問題。
加えてちょっとした遊び心で
- 人気メニュー総選挙ランキング神7
- じゃんけんで受けられる何かサービス
- アルバイトスタッフの恋愛禁止
なんてのがあったらなお楽し。
何よりお客さんのために、それぐらいはやってほしいです。


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