いやもう、これは人間あるあると言ってしまっていいですよね?
やるべきことは他にあるのに「ちょっとだけ」と始めたものが、ハッと気付いたら1時間2時間が経過しているなんてこと。
全然「ちょっとだけ」じゃないじゃん、となる。頭を抱える。
これは依存症の仕組みと同じなんですってよ。
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依存症の始まりも「ちょっとだけ」
- 「仕事で調べ物をしていたんだけど、気付いたらニュースのリンクが次々気になって辿りまくり、完全に知らない場所に来ていた」
- 「23時に寝ようと寝床に入るも寝る前にちょっと確認、とか思ってSNS開いて、気付いたら0時」
- 「録画してた番組を倍速CMスキップで効率よく“食事中だけ”ってことで観てたつもりが、気付いたら茶を喫しながら食後1時間も経過」
これらは思い当たる人多いでしょう。
でも一般人が無縁だと思い込んでいるクスリもギャンブルも、初めはみんな「一回だけ」です。
一回だけということはちょっとだけということです。
最初から「よーし死ぬほどやってやる」とは思わないです。たぶん。
そっちは経験ないので伝聞ですけど。
脳に入りこんでしまった快楽の記憶というのは強烈で、目の前に置かれ視覚で認識してしまったものに、逆らうことはできなくなります。
スーダラ節の歌い出し「ちょいと一杯のつもりで飲んでいつのまにやらはしご酒」は、冗談ではなく真理なのです。
罪悪感の魔力♪
さらにですよ。
罪悪感というのも人間が持っている快楽のひとつです。
『小さな悪いこと』というのは興奮を伴った心地よさがあるのです。
脳から、ナントカという物質が出てくるのでしょう。
例を出すのも怖いので出しませんが、出すまでもなくぽんぽんと思い浮かぶのではないでしょうか。
これらは完全に生物として作られたシステムであり、逆らえるわけがありません。
このことから、意志の強い人も意思の弱い人も、この世に存在しないということがわかります。
根性だの意思だので解決できるわけがないんです。
集中力を保つためのレシピノート
対応策はシンプルで、
- やるべきこと、やらなきゃならないことを視界の中に置く
- やったらいけないことは目の前から排除する
これだけ。
あれですよ、物理的に距離を置いて記憶から消し去るんですよ。
私はブラウザの機能拡張でYouTubeなどにアクセスブロックをかけてます。
Chrome ウェブストア「ウェブサイトブロッカー (無料ですよ)」
誘惑は目の前から消せばいいだけなのです。
必要なのは根性でも意思でもなく、勇気
いや実にシンプルな話なんですよね、話としては。
目の届くところにある誘惑を捨てる勇気を持ちましょうよ。


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