なんだかじんわりとひらめきましたよ。
ビジネス本というのは、大抵どれも同じようなこと書いてあるもんです。
まあ、人間は何ごとも一度で覚えられるものではないから、「手を変え品を変え著者を変えて繰り返し刷り込む」という意味では、そんな感じで同じこと書いてあるなんてことは無意味ではないとは思う。
いや、言いたいことはそういうことではなくてですね。
ビジネスというものは、どこも〈顧客に結果を出す〉というところがゴールなわけなのはご承知のとおりですけど、これをちょっとだけ言い換えると『人を動かす』ということじゃないですか。
- こたつを売りたければ『冬に下半身を暖める心地よさを味わわせる』こと。
- 自転車を売りたければ『遠くへ行く楽しみを体験させる』こと。
- マイナスドライバーを売りたければ『部屋のドアノブがきちんと動く幸せを噛み締めてもらう』こと。
モノそのものを売っただけで満足しちゃダメってことなんですよ、ホントは。
よく「コンサル頼んだけど全然結果でなかった」なんて場合、顧客の方が『言われたことを100%やりきってない』なんてのがほとんどだと誰かが言っていました。
けれど、まあ事実はそうなんだけど、だけど決断も鈍くなかなか動こうとしない顧客を動かしてこそ『仕事した』って言えるのではないか、なんてことも理想だと思うんです。偉そうに言うと。
それも北風じゃなくて太陽のやり方で。
なんだっけ、馬だかを水飲み場に連れていけるけど飲むかどうかは馬次第だ、みたいな話あったけど、あれ無責任極まりなくないですか?
本来の意味は別にあったら謝りますが。
そういえば『人を動かす』How to Win Friends and Influence People なんてデール・カーネギーのベストセラーがあったの思い出しました。
どんなこと書いてあったか全然憶えてないからまた読んでみます。
これ打ち終わったら、図書館のサイトの蔵書検索で検索してみます。


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