会社員時代、フロアの入り口のところにいたタイミングで、飛び込み営業くんの応対をしたことがある。
といっても、新人の研修で無理やり廻らされてる感じの、契約とるというよりは根性つけさせられてる類のあれです。
いわゆるナントカ保険なんですが、手も声も震えてて説明も下手くそで、こういうの無下にしたくないなと思い名刺交換だけしてあげました。
したっけ後から総務の女性が「ヘタに名刺渡すとあとから攻勢来ますよ」とか言ってきた。
イラッとしつつ、適当に返事しました。
だってナントカ詐欺じゃあるまいし、そこまでいったら適当に断ればいい話しだし、こういうとこ飛び込みで廻るツラさすら想像できないのか。
だいたい置いてった資料の見せ方とか、未熟な社会人との接触からだって学べるものはあるんだバカ。
と、子ども授かったわけでもないのに寿退社するその人への嫉妬もあって心で罵声を浴びせたものです。
…とまあこんな感じで『営業=広告=売り込み』てのは一般的にはとかく嫌われているものでして、特に21世紀に進んでからはそのあたりが顕著でして、業界ではそれをなんとかしようとコンテンツマーケティングなどという名称を考えてそれを拡大しようとしており。
結果、LIG社やら谷口マサトさんやらのクリエイターや、実際の事例では『文の里商店街のポスター』や『雪道コワイ』などなど、おもしろい広告(営業ツール)がいっぱいでてきている。
商品の性能を売り込むんじゃなくて、両親に孫の動画を見せるように、夫や妻に感謝の手紙を書くように、楽しかった想い出の画像を友と共有するように、そういうつもりでサービスを紹介したいですね。
だから最後は、内容がおもしろいだけでなく、閲覧者がそのサービスを利用できるように導いてあげましょう、目的はバズることそれ自体ではなく、商品やサービスを提供することなんですから。
そういった意味でパンパースのはちょっと物足りないかな、大企業のイメージ広告を抜け出ていないので。いや泣いたけどさ。
初めての育児に不安だらけだった1年。1歳児検診の帰りにパパがママに贈った感謝のサプライズ


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