「iPhoneが強制的に再起動になり、データがすべて消えた」なんて騒いでいる人がいるんです。
しかし、普通に生きていればそんなことにはならないんです。なるわけがないんです。
日本のスマートフォンユーザの7割だかがiPhoneらしいですが、周囲では特に騒ぎがあったなどという話、私の耳には届いていません。
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昔の機器は暴力的でした
今どきのこの手の機器は、本当に優秀になりましたよ。
昔のMacなんて、何かというと固まって爆弾出てましたからね。
爆弾というのは爆弾マーク〈システムエラーが起きました〉のことでして、爆弾が出現すると、その前に何時間かけて作業していようがすべて無かったことになるという悩ましい代物でした。
今は、強制的に再起動なんかになる前には、気を利かせていちいちアラートが出てくれるんですよ。
警告を読まない人
ただね、普段なにも考えない類の人は、そのOSが示してくださる親切なアラートの文を読まないんですよね。
それを無視した場合に、その先どうなってしまうのかとかいう想像をすることもできないんですよね。
何のために出てくるか、ってことが想像もできないんですよね。
ドストエフスキーやトルストイ(ド長編小説)読めってんじゃない。たかだか数十文字のアラートです。警告文です。
それなのに読まないんですよね。めんどくさがって。
そんなことすらめんどくさいなら、風呂入るのなんてもっとめんどくさいだろうって思いますけどね。
文字を読むのも習慣
たぶん〈文字を読む〉という行為も慣れであり習慣であり、幼いころに習慣をつけてもらえなかった子どもは、大人になって〈読むべき重要な文字〉を読むのも苦痛になるんだと、そんなふうに思います。
重要な文字を読まないということは、生きていくうえで、このiPhoneの例のようにいちいち損をすることになります。
子どもを育てるなら、田舎は環境がよくない
子どもが文字を読む習慣をつけられるのはやはり周囲にいる大人であります。
ただそれは必ずしも親でなきゃいけないとは限らない訳で、ひとりでも大きな影響を与えられる大人が子ども一人に対して存在しているかどうか。
そしてその大人の出現確率は、シンプルに人口に比例するのではないでしょうかと。
したがって、子どもを育てるなら田舎が…なんてとんでもない話ですわ。まぁ東京で育ってもアレな場合はアレですけど。


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