スモールビジネス専用Webプロデューサー toshi

ネットが苦手な個人事業主向けのWebプロデュースとワードプレスのサイト制作

Web上で「他者と差別化する」ための、競合調査の手順

      2017/11/01

競合調査は、この順番で

コンサル中に「ほう…」と感心することがあります。それは、結構みんな競合リサーチの効能を知らない、知らないから興味ない、興味ないからやらない、という流れに流されていることです。

 

ダイレクトメールやテレアポなら自分のとこだけを訴求できますが、Web検索は、たくさんの同業のなかから比べられます。つまりリクルートさんの、一連の情報紙と一緒です。あの「さあ好きなの選んで」という感じのわちゃわちゃとした紙面構成のあれ。

『じゃらん』は旅館一覧のページで各旅館が比較され、『カーセンサー』は中古車が、『ホットペッパーBeauty』では美容室の一覧を見たオシャレさんたちに比較されるのです。

そのなかで選ばれるのには違いをちゃんと見せなきゃらなない。違いが無けりゃ作らなきゃならない。

 

なおちなみに、私は子どものころ足が速かったにも関わらず、駅伝とか水泳とかモータースポーツとか、早さを競い合うスポーツには興味が無くて。なので〈競〉という字が苦手でホントは『競合』よりも『同業』という言葉を使いたいんですが、『同業』だと転職市場感が強く意味合いが間違って伝わりそうなので以下あえて『競合』という言葉を使います。

 

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競合をチェックする項目と方法

 

1.まず、どこのどいつが自分のところと競合なのか?

まず自分と同じような業態、つまりWeb上で自分と比較されるであろう競合他社は、なんていうところなのか、どこの誰なのか、探してみましょう。Googleに聞けば1秒もかからずに教えてくれます。

そのGoogleには、類似サイトを検索できるコマンド[related:]があります。

[related:URL]で検索すると、入力したURLと類似したサイトが検索結果として表示されます。

試しに[related:suntory.co.jp]で検索してみると、アサヒ、KIRIN、サッポロがちゃんと上位に登場。

related:suntory.co.jp

 

という感じで、これの related の隣に自分のサイトを入れて探せば、競合の一覧が出てきます。

ページをめくるとなぜかヤマト運輸やカルビーも出てきますが、混乱するのでこれについてはスルーします。

 

直接競合と間接競合

たとえば「自分は弁護士なので」なんつっても弁護士だけが競合ではないですね。件によっては行政書士や司法書士が扱うべきものもある。そのあたりも考慮して間接競合も調べておきましょう。

スターバックス・コーヒーの競合はドトールやタリーズだけでなく、ミスタードーナツやセブンイレブンも入るよ、ってこと。

 

2.競合たちは、どんなお客さんに向けて、どんな内容を発信しているか?

もちろん業種にもよりますが、上位5つくらいの競合のサイトをとにかく見てみて。

見ましたか?おそらく同業の自分にとっては「んなこと知ってるわ」って内容が多くないですか?同業の自分にとっては当たり前すぎてスルーしがち。

 

でもお客さん、つまりサイト訪問者にとってはそれ常識じゃないからな。たとえばダイエット業界の人にとっては夜中のラーメンがNGなのは常識かもしれないけど、そんなこと知らない一般人なんて、いっぱいいますからね。

どこも共通で載せてる内容ってことは、その業界ではFAQってことであり、最低限載せておくべきことですからね。

 

ということで、たとえ内容はその人たちと一緒でも、その人たちの記事よりも懇切わかりやすく、そして優しく簡潔に親切にオシャレに明るくおもしろく書き直してみると、それはもう差別化されたコンテンツになりますね。

 

3.競合の発信内容で漏れているモノはないか?

上記2の、『最低限、競合の人たちが発信してるコンテンツは自社でも揃える』という作業をやった後の話になるかとは思いますが、ある程度競合のサイトを研究していくと、それほど敏感な人でなくても「あー、この人たちこれについて載せてないじゃない」という内容に自然と気付くかと思います。

じゃあそれ載せればいい。競合が載せてない内容を載せると、またまた差別化になりますね。

 

サイトを訪問した一般の人にとって、その会社が載せてない内容に関しては「できるかどうかわからない≒できない」と解釈もできますからね。

 

4.以上を定期的に繰り返す

時が経てば、周囲も自分も変化します。自分のサイトを充実されている最中に、競合のサイトだって磨き上げられている可能性があります。時間てのは、そもそも事物の変化のことをいうものですからね。

だから、『時流を見逃さず変化に対応する』ということを、忘れないようにどっかに書いておきましょう。書きました?

 

Webの中で競合調査をする意味

自分がGoogle検索する時のことを思い出してみてください。

たとえば「犬ってパセリ食べても大丈夫なのかな」とか「禁中並公家諸法度は全部で何条あったっけ?」のような知識系のものは、たいていすぐに答えがでてきますよね。検索結果最初の一覧内の1, 2クリックで済むでしょう。

 

しかし接骨院やら、遺言書作成の代行やら、記念日のディナーやら、著名な方のセミナーやらのように大切なお金が絡むものは絶対的な答えがないですよね?

絶対的な答えがないから自分で納得いくように調べませんか?検索結果で出てきたサイトの一覧を舐め回すように比較チェックしませんか?

 

そう考えると、見られる側から見る側の立場に立ってサイトも構築する必要があるんですよね。

見込み客はみんな、同じように調べてるんですよね。そこでその人が、競合の方がいいか自分のところが合いそうか、なんて決めるんですよね。

 

なので、そうやって競合と自分を並べてみることで、自分自身のポジション、他との違い、自分の存在意義が明確になっていくのです。

 

結論

あんまり競合ばかり見すぎて感化されてしまうと、自分の行く方向がわからなくなったりします。目の前のお客さんだけ見てればいいのなら、別に競合なんぞ意識しなくてもいいかもしれません。

でも、どんなビジネスにも同じことやってる人がいます。美容師もネットで服売ってる人も司法書士もトイレや水道直す人も、世の中には本当に同じ業種の人がいっぱいいる。

 

そんなかで『ちょっと違ってみえる』ように見せることはやっぱり必要ですよね。特にスタートアップ時は、周囲を意識することによって自分自身に対しても個性とか売りとか見えてくるようになりますしね。

たぶん違いなんか、それほどは大きくないんですよ。いかに違うように見えるか、見てもらえるかが要。

 

まあ、あまりにも特異過ぎて、もし競合が存在しないのであれば無理して考える必要はないでしょう。

たぶんコンビニアイス評論家のアイスマン福留さんクラスになると、競合調査なんてしてないと思う。

 

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高橋 としあき
札幌市のWeb調査官。リアルとネットを融合したサイト運営で営業をラクにします。Guitar弾きで、愛器はGibson ES-330。

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