人に何か伝えるってのは実に難しい。
特に、例えばその場所に人が複数いる状況で、他の人はわかってるのに1人だけわからない、という状況でその1人に伝えるのにはどうしたらいいのか本当に難しい。
「伝わってない」の9割は発信側の責任、という主義で生きている私に、あえて「そんなに自分を責めるな」などと声をかけてあげたいくらい非常に悩ましいかぎりなわけなのです。
そんなふうに悩んでても進まないので、どうしたらいいのかざっと整理してみます。
この記事の目次 - Contents -
1.予備知識がない相手に
小学生の勉強をしてこなかった中学生に教えるんだと例えて、とにかく焦らず根気よく。
何度でも同じことを繰り返すのです。
2.まず全体像を大ざっぱに見せる
細かい説明になりがちですが、まず大まかに上から地図を見せる。
全体がわからないと、先がわからないと、現在地がわからないと不安になります。
3.たとえ話ならイメージしやすい
わかりやすく一般的なたとえ話で、難しい話を言い換える。
「あ、なんか伝わってないな」と思ったら、とりあえず「例えばね…」と言ってみる。
4.説明は質問と絡めることで組み立てる
質問の形式は、相手に自ら考えてもらう手段として有効。
5.『わかる』と『わからない』内容を織り交ぜる
わからなすぎると互いにイライラするので、絶対にわかる話も交えてリズミカルに。
よく言われるのが子どもに説明するように、子どもにも理解できるように、という基本のお約束。
それでもね、スペシャリストよりゼネラリストが求められている昨今、自分の専門だけに注力するんじゃなくてもっと広く俯瞰すると、Webってすでに誰もが手付けなければいけない分野だと理解できる、自身で学ぶ姿勢も絶対必要では…とも思うんですけどね。
少なくとも私は
- でも
- とりあえず
- 無理
- できない
- ただ、だって
という言葉は発しないよう意識しようと思います。


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