2045年問題ってご存じですかね?
簡単に言うと、2045年に人工知能が人間のそれを越えるという。
イーロン・マスクやビル・ゲイツは10年以内と仰っておりますけども。
ちなみに歴史上最もIQが高いとされるアメリカの数学者、ウィリアム・ジェイムズ・サイディズでも推定250~300。
人間そのものは物理的な脳の細胞の数が限られているので限界値がありますが、AI (artificial intelligence) にはそれがないのです。
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ロボットはとっくに人間界に入り込んでいる
既にいままでも産業革命によって、農業や工業などはそれまで人間が手作業で行っていたものを機械に代えてきました。
そのおかげで大量生産が可能になり、特に生活必需品は価格が大幅に下がって手に入りやすくなりました。
特に何か考えなくてもいいような手を動かすだけの面倒な作業は既に機械が代わりに行っているのです。
AIは、これに知能が加わります。
時期的には、ターミネーター(2029年)やHAL(2001年)よりもちょっと遅れましたが、ドラえもん(2112年)よりも早く。
今でも、Amazonの倉庫ではロボットが既に動いています。
ルンバは障害物を避けるだけでなく部屋の形状を記憶してムダな動きをしません。
コールセンターにも既に導入されているところがあります。
そして近いうち、これに自動運転が加わります。
たぶんエアコンのon/offも風呂釜の清掃とお湯はりも、料理も散髪も医療もすべて人間が要らなくなるでしょう。
他に株取引、新聞記事の作成、裁判の証拠書類の読み込み、試験問題の採点などは、ほぼ実用化の段階に入っているとのこと。
もしかすると映画も音楽も小説もマンガもスポーツもお笑いも、すべてがAIに代わられる可能性も。
好きなことでしか食っていけないほど人生は厳しい
モノやサービスの値段というのは、言ってしまえばそれを生み出す人間の生命維持のために存在するわけですが人工知能がそれらの機械をも生むことができれば、価格もゼロになります。
すべてが無料で手に入り、ヒトは仕事をする必要がなくなるのです。
頑固オヤジが「好きなことで食っていけるほど人生甘くない」なんて言ってた価値観は既に崩壊しました。
ただ。
好きなことがある人ならいいけども、広い世界には『自分には趣味が無いから、特に好きというワケではないけども仕事でアイデンティティを保ててる』なんて人も大勢いるはずで、その人たちにだって生きる権利も働く権利もある。
そういう人たちには切ない世の中になりそうだ。
結論はまだわからない
2045年。人工知能に人類が支配されるか、それとも人間と一体化してさらに進歩するのか。
でも仕事をしなくていいのなら、人間の生きる意味はどうなるんでしょう。
もしも細胞の老化を止められるようになり生死までコントロールできる、つまり死なない人間まで作られるようになったら…発狂しそう。
完全に神の領域に足を入れちゃったなって感じですよね。
あとは流れに任せるか、小さな力で対策を実行するかは、あなた次第です。


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