だからローソンは"万年2番手"を脱せない セブンのしないことにリソースを割け | 夏野剛のググっても絶対出ないハナシ - 東洋経済オンライン
そういえば、まだセブンイレブンのドーナツを食っていない。食ってみたいとは思うけどセブンイレブンに入ったらその欲がキレイになくなっている。ミスタードーナツの前を通ると、その気がなかったのにそそられるのとは対照的である。何でしょうね。潜在意識に刷り込まれたブランディングの強さでしょうかね。
と考えれば、LAWSON(ローソン)はさしずめ2番手3番手どころか…ってところでしょう。
セブンが先に導入したドーナツという商品を、ほかのコンビニが追いかける……。その気持ちはわからなくないのですが、2番手、3番手がトップとの差を詰めたいのなら、まったく同じものでまねるのではなく、独自性を出す道を選ぶしかないと思います。
確かにマネから入れとは言いますね。パクれとも言いますね。でも、第三者からの視点は常に意識しないとダメですよね。
どういうことかというと、顧客側からみて差がわからないものは切り捨てられるってことですね。他と同じってことは、代わりがいるってことで、アンタじゃなくていいわ、って話になりますからね。ちゃんと何が違うのかハッキリわかる形で示して、説明して、それを広めていかなきゃ、ってワケなんですね。
その昔、初期ストーンズのマネジャーだったアンドリュー・オールダムが、バンドを売り出すためにとった施策は、先にイギリスNo.1のロックバンドにのし上がっていたビートルズと逆のイメージを作ることだったのは有名な話。
ブライアン・エプスタインが元ヤンだったビートルズを小奇麗なイメージにしたので、その逆を徹底追求、そしてそれをメディアなどを利用して宣伝していった。もちろん現代まで名を残せているのはメンバーたちの音楽への情熱だけど、マネージメント側は、今のアイドル商法みたいにいろいろ戦略を考えていたわけだ。
なんか内容がズレだしたけど、つまりは「人と違うことをしろ」というマーケッター、ダン・ケネディの教えを守っていこうぜって話。


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